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2022-05-12
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文章の基本と文章の組み立て―わかりやすい説明文章の書き方

文章の基本と文章の組み立て
わかりやすく説明の文章を書くために有効な方法について、
1. 文章表現の基本
2. 文章の組み立て
3. 効果的な文章表現の小技
に分けて説明していきます。

1. 文章表現の基本

1.1. 主題を明確にする
誰を対象に何を目的に文章を書くのか、どのような表現形式でいかに書くのかを検討する前に、説明の主題や説明する範囲を明確にする必要があります。
説明しようとする知識や情報の内容を自分が正確に理解しているか、知識や情報の全体像を構造的に理解し、説明で扱う範囲を特定しているかを確認しましょう。

1.2 文章の目的を明確にする
何のために書くのかという文章の目的を明確にします。
文章の目的は、情報の提供や知識の伝達のみではありません。
文章の目的は「情報伝達」「説得(考えを変えさせる)」「動機づけ(行動を促す)」の三種類と言われています。(Weiss, 1981)
情報伝達を目的とした場合は、説明内容は中立性・公平性・客観性を保ち、事実だけを記述することが求められます。
説得を目的とした文章は、必要となる事実やデータを提示するとともに、読み手の理解・納得・態度変容を得るための説明が必要です。
動機づけを目的とした場合は、説明者の求める行動を行った場合とそうでない場合の結果(利益・不利益)を説明する必要があります。
いずれの場合においても、「読み手に文章を読ませた上で何をさせたいのか」を明確にすることが大切です。
読み手がこの文章を読んでどのように認識し、どのように感じるか、また行動を起こす場合にどのようなことが起こるかなどを想定し、文章を作成する必要があります。

1.3 読み手を想定する
例えば、業務で報告書を作成するにあたって、結論を求めている上司に報告する場合、詳細な状況説明を必要とする部署内メンバーへ報告する場合、顧客へ報告する場合など、読み手が誰かによって説明の主題も目的も方法も異なってきます。
以下の点について、読み手がどのような状態なのかを想定して、文章を作るとよいでしょう。
・文章から何を知りたいのか
・文章を読んでどうしたいのか
・文章の内容に関連する知識や情報をどの程度持っているか
・文章の内容に対する関心や興味の程度
・文章読解に関する基本的能力や特製(言語能力、推論能力、嗜好など)
これらの作業を行う前に、この文章は誰に向けたものなのかということをはっきりさせることが必要です。

2. 文章の組み立て

2.1 文章の構成
文章を書き始める前に、文章全体の構成を構想する必要があります。
「起承転結」「序論・本論・結論」「冒頭・展開・結尾」など、どれを選んでもかまいません。
大切なのは、文章構造を明瞭にすることです。
段落を単位として、文章をどのような順序や相互関係で配置するかを考えましょう。

2.2 段落の構成
「一段落・一話題(内容)」が原則です。
一つの段落に複数の内容を入れないようにしましょう。
段落構成の具体的な順序は、以下のようなものです。
最も重要なことから書く
意見や主張の骨子を述べたうえで、詳細な説明、理由や根拠を述べる
結果を述べてから、次に原因を書く

3. 誰か他の人に文章を読んでもらい、問題を指摘してもらうことから

わかりやすく説明の文章を書くために有効な方法について、主題を明確にする、文章の目的を明確にする、読み手を想定する、文章の組み立て(構成)について、説明しました。
今回紹介した「文章の基本」を守ることができていない文章が、わかりにくい説明文章ということになります。
自分の文章が「文章の基本」を守れていないということには、最初のうちは自分一人では気づけないことがほとんどです。
誰か他の人に文章を読んでもらい、問題を指摘してもらうことから始めるとよいでしょう。
だんだんと、「文章の基本」が身についてきて、自分でも読み直せば気づくようになり、そして「文章の基本」を守った文章が書けるようになります。

過去の記事にも、わかりやすい・効率的な・相手に負担を書けない文章表現★★リンク貼る★★について紹介していますので、参考になさってください。

【参考文献】
綿井雅康 第五章 説明と文章表現 比留間太白・山本博樹(編) 2007 説明の心理学 ナカニシヤ出版 pp.65-79.

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