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文章作成時のポイントーわかりやすい・効率的な・相手に負担を書けない文章表現(3)

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前回の記事では、わかりやすい・効率的な・相手に負担を書けない文章表現のために、文章の最初で全体の枠組みや構成を伝える工夫、特に「どうしてほしいのか」を伝える工夫についてご紹介しました。
この記事では、文章中で行う工夫についてご紹介します。

1. 書き方の工夫

(1) 箇条書き・階層化などを利用。
長い文章はつい読み飛ばしてしまいます。
要点をまとめて列挙する箇条書きは見やすく、理解もしやすいです。

(2) 各段落で何を書くのかを考える。仮に見出しをつけてみる。
思いつくままに書き連ねるのではなく、書くべきことを見出しとして並べ、それに肉付けするように文章を書くと整理された文章になります。
一度書き出した文章がわかりにくいなと思ったら、それぞれの段落に見出しをつけてみると、書き足りないところや重複しているところ、並べ方の問題などに気づけることもあります。

(3) 図表、図式的表現などを利用する。

(4) 比喩を利用する。

2. 読み手へのメッセージとして伝えるとうまくいくこと

(1) どこが話のポイントなのかを述べる。
注意力をずっと持続させることはできません。
「ここが重要です」などと強調しましょう。
太字やアンダーラインなどを利用してもよいでしょう。

(2) どこまで理解してほしいかを述べる。
読み手は、書き手から与えられた情報から、何とか「わかろう」と努力します。
わからないということは大きなストレスです。
「わかろう」と努力を続けてもわからなかったら、その努力をしなくなってしまいます。
そして、文章を読もうとしなくなってしまいます。
したがって「これはわからなくてよい」「ここまでの理解でよい」「ここは参考程度で大丈夫」などと述べることは大切です。

3. まずは一つから、ちょっと試してみる

わかりやすい・効率的な・相手に負担を書けない文章表現のために、文章中で行う工夫をご紹介しました。
これらの工夫を全て行う必要はありません
まずは一つから、ちょっと試してみると、文章が変わります。

(ライター K.M)

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