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仕事に役立つ心理学

新しいことにチャレンジする時の六つのポイント(2)

新しいことにチャレンジ2
仕事でも日常生活でも、新しいことを始めるのはなかなか難しいものです。行動を起こし、継続し、成功させるために、心理学的には以下の六つのポイントがあります。
1. 自分自身が納得しているかを確認する
2. スモールステップ
3. モデル
4. ご褒美・可視化
5. 仲間づくり
6. メリットとデメリットの整理

この記事では、3. モデル 4. ご褒美・可視化 について解説します。
1. 自分自身が納得しているかを確認する 2. スモールステップ については、こちらで解説しています。

3. モデル

新しいことにチャレンジする時の六つのポイントの三つ目は、「モデル(見本)」です。
自分が目指すチャレンジを成し遂げた人を見本にするのです。

ここで注意するのは、ハイパーなモデルを設定しないということです。
例えば、ダイエットのモデルを芸能人にしたり、仕事のモデルを営業成績トップのスーパー社員にしてしまったりすると、現実味がありませんし「どうせ私には無理だ」と思ってしまいます。
モデルは、友人や同僚など、身近な人を選んでください。

例えばダイエットなら、なるべく自分と体型も立場(ダイエットにかけられる時間的・経済的コスト)も近くて、最近ダイエットを成功させた人を見本にするのがよいです。
仕事の場合も同様に、なるべく自分に似ていてチャレンジを成功させた人がよいでしょう。

この人をまねしてやってみようという気持ちになることが大切です。
血のにじむような努力をして成し遂げた偉人ではなく、自分と同じごく普通の人で、ちょっとした工夫で成功したというようなものがまねしやすいと思います。

4. ご褒美・可視化

四つ目が、「ご褒美と可視化」です。
自分自身が目標としている行動を達成できた時のためにご褒美を用意しましょう。

このご褒美は、最終目標だけではなく、スモールステップの小さな目標一つひとつに設定するとよいでしょう。
ダイエットなら「1kg痩せたら前から欲しかったこれを買おう」、仕事なら「今日の商談がうまくいったらスイーツを買おう」など、こまめにこまめにご褒美を設定していきましょう。
またご褒美は、モノだけでなく人から褒めてもらうことでもかまいません。

そして、目標とご褒美は心に描くだけでなく可視化すると、驚くほど効果が出ます。
目標を書いたものやご褒美の写真を目に付くところに貼っておくなど、常に見えるようにしておくのです。
古典的な方法に感じられるかもしれませんが、とてもよく効きます。

(ライター K.M)

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