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色の持つイメージを知って活用する ―ホームページの色選び

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カイロのような体を温める製品のパッケージには赤など暖色、体を冷やす冷却スプレーなどには青など寒色が使われていることをよく見かけます。
仮にカイロと冷却スプレーのパッケージのカラーが逆だった場合、青いカイロは何だか温かくない気がしてしまうし、赤い冷却スプレーは冷えない気がしてしまいます。
これは、私たちが暖色には文字の通り温かいイメージ、寒色には冷たいイメージを持っているからです。

ホームページの色も、そのイメージにより企業や商品・サービスの印象を大きく左右するため、慎重に選ぶ必要があります。

代表的な10色の与えるイメージ

以下に、代表的な10色が一般的に与えるイメージと、多く使われる例をご紹介します。

 白:純粋、清潔、神聖、正義、透明、新しい、信頼、祝福、無垢、神聖、真実、無
   明るいイメージや汚れのない清潔なイメージや表現したい場合に効果的です。
   ブライダル関係や医療関係などに多く使われます。

 グレー:落ち着き、大人、真面目、上品、都会的、高級感、洒落た、知的、穏やか、暗い、憂鬱、不正
     様々な色に合わせられ、メインではなくベースの色として使用すると全体が安定しやすいです。
     シックなデザインを検討する場合には一度試していただきたい色です。

 黒:高級感、重厚感、威厳、スタイリッシュ、エレガント、上質、洗練、クール、まじめ、強さ、暗い、孤独、恐怖
   他の色と組み合わせやすく、周りの色を引き締め際立たせる効果があります。
   黒には不吉なイメージも多くあるので、使い方に少し注意が必要です。

 赤:情熱、活力、興奮、高揚、情熱、元気、エネルギー、強い、明るい、活発、危険
   視覚的に訴える力が一番強い色だと言われており、目立たせたい箇所にワンポイントとして使うと効果的です。

 オレンジ:喜び、活発、陽気、明るい、暖かい、健康的、賑やか、親しみやすい、安っぽい
      温もりを表現できるため、住宅関係に使用されることが多いです。
      食欲を増進する効果もあり、飲食店のデザインによく取り入れられています。

 黄色:愉快、元気、軽快、希望、無邪気、幸運、ユーモア、豊かさ、奇抜、警告、注意、騒がしさ
    明るく楽しい印象を持たせる場合に効果的です。
    注意喚起や注目効果もあるため、道路標識や看板などにも使われます。

 緑:安らぎ、癒し、調和、安定、若々しい、健康、やさしい、自然、安全、エコ、回復、再生、生命力、若い
   自然のイメージに結びつき健康的な印象も喚起させるため、健康関連やエコロジー商品などに多く使われます。
   穏やかなイメージが安心や安全を連想させる効果もあります。
   中間色のため様々な色と調和し、使い勝手が良い色です。

 青:知的、落ち着き、信頼感、誠実、爽快感
   企業のコーポレートカラーとして使用されることが多い色です。
   空や海、水を連想させるため、爽快感を出したい場合にも効果的です。
   一方、悲しい、冷たいといった印象を与えてしまう場合もあります。

 紫:上品、優雅、妖艶、神秘、高貴、神秘的、高級、不安
   上品さや神秘的な印象を喚起させるため、特別感をイメージさせる色として効果的です。
   一方、不安な印象を持たせる色でもあります。

 茶:落ち着いた、自然、安らぎ、温もり、温和、堅実、伝統、大地、重厚、渋い
   大地や木など自然を感じさせ落ち着いた印象を与えます。大人なイメージがあり、伝統や歴史を感じさせる効果もあります。
   モダンやアンティークなデザインをしたい時に用いると効果的です。

 ピンク:かわいい、幸福、愛情、甘い、幸せ、女性らしさ、柔らかさ、優しさ、恋、可憐
     柔らかさや女性らしさ、味覚の甘さを感じさせる色で、女性に最も好まれる色の一つです。
     赤と白が混ざった色のため赤と同じく目を引きやすく、ポイントとして使うと効果的です。

いかがでしょうか?
それぞれ、ポジティブなイメージとネガティブなイメージがありますので、ホームページの目的、コンテンツの目的、ターゲットとする客層などを勘案し、効果的な色を選ぶことが必要です。

(ライター K.M)

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