様々な科学者が集まり、一般の方向けにわかりやすく研究を紹介するイベントが開催されます。
「会いに行ける科学者フェス」
2023年10月7日(土)～13日(金)
秋葉原UDX（〒101-0021 東京都千代田区外神田4-14-1）
※10⽉7⽇(土)〜9⽇(⽉祝)：ハイブリッド開催
※10⽉10⽇(火)〜13⽇(金)：オンラインのみ

前回の記事では、この概要についてご紹介しました。
今回の記事では、珍しい人に会いに行ってみよう！とにかくわかりやすく説明をしてくれるらしい！というテーマで解説します。

「会いに行ける科学者フェス」で研究を紹介する科学者は、大きな実績を上げている有名な大学教授から科学者のタマゴともいえる大学院生、科学コミュニケーターまで多様です。
「科学コミュニケーター」とは、研究者や技術者といった科学技術の専門家と一般社会の間に立つ役割の人です。
その仕事は、最新の科学技術の動向調査、科学館や博物館、科学技術イベントでの解説や実演、展示物やイベント、メディアの企画・制作などで、「科学コミュニケーター」は、科学をわかりやすく伝えるプロと言っても過言ではありません。
最近では、日本テレビの人気アナウンサー、桝太一さんが、2022年3月末で日本テレビを退職し科学コミュニケーターになることを発表し、話題になりました。

吉本興業所属の「大学の先生芸人」黒ラブ教授などもいるようです。
https://kurolovekyouzyu.web.fc2.com/
https://twitter.com/kurorabukyouzyu

科学コミュニケーターはもちろん、大学教授も院生も、直接会って話を聴く機会はなかなかないと思いますので、あまり知らない分野の音楽のコンサートやスポーツを見に行ったり体験したり、動物園に珍しい動物を見に行ったりする感覚で、話を聞きにいってみると面白いのではないかと思います。

科学の専門知識がないから話を理解できるかしら？と心配されている方も、大丈夫です。

「会いに行ける科学者フェス」の発表者である科学者向けのページには、以下のような注意書きがあります。
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本大会では、通常の学協会での専門家向けの発表とは異なり、分野外の研究者や普段は科学技術に関わることが少ない一般市民を対象としたものとなります。そのような方々にもわかりやすく興味を持っていただけるよう、以下のような表現方法を推奨いたします。
専門の学術用語はできるだけ避け、わかりやすい表現を用いる。
イラストや写真などをできるだけ活用する。
多くを伝えようとせず要点のみをまとめる（詳細情報は参照先を示す; ONLINE CONFでのデジタルポスターやオンデマンド動画などでも詳細を紹介することが可能）。
研究の背景・意義を明文化する。
事前に専門外の人に見てもらい推敲する。
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何だか難しい内容が書かれていますが、
会いに行ける科学者フェスでの発表では、
・専門でない人にもわかりやすく、興味が持てるように
・専門用語を使わず説明する
・イラストや写真などを活用しまくる
・長々とした説明はせず、簡潔に
・何のための研究で何の役に立つのかはっきり書く
ということに注意したプレゼンが作られるようです。

国立科学博物館の展示や、くだけたTV番組での科学者の解説レベルのわかりやすさは、期待してよいと思います。

「会いに行ける科学者フェス」
2023年10月7日(土)～13日(金)
秋葉原UDX（〒101-0021 東京都千代田区外神田4-14-1）
※10⽉7⽇(土)〜9⽇(⽉祝)：ハイブリッド開催
※10⽉10⽇(火)〜13⽇(金)：オンラインのみ
の概要、珍しい人に会いに行ってみよう！とにかくわかりやすく説明をしてくれるらしい！についてご紹介しました。
次回は、科学者の生態について、さらに詳しく解説します。

（ライターK.M）